勉強のコツ
今回は、勉強のコツを説明したいと思います。
勉強で重要なのは、昔から言うように、読み・書き・算盤です。
それぞれの項目について、解説したいと思います。
目次
読み
読みについては、何よりもまずこちらの本、『How to Read a Book』を読むべきです。
『本を読む本』というタイトルで、日本語訳も出ていますが、訳がこなれていない上に、英語版が比較的簡単な英語で書かれているので、英語版で読むことをお薦めします。ご丁寧に、重要な箇所はすべて書体がイタリックになっていて協調されていますので、見出しとイタリックの部分に目を通すだけでも、ある程度内容は把握できると思います。
言っていることは極単純です。
本を読むときは、最初の1ページ目から最後のページまで順番に読んでいくべきではなく、いかに早く内容を読み取れるかが重要である、ということです。(小説などは除き、ここでは、学術書を想定しています。)
概要から、まとめから、結論から読むべきなのです。
前書きや序文、まとめの書いてありそうな章、章の最後のほう(だいたいその章の内容のまとめが載っています)、翻訳書であれば訳者あとがきや解説から読むべきだということです。
まず概要を把握してから細かく読んでいくことで、順番に読むよりも効率よく理解を深めていくことができます。もしくはその本は読まないと判断して別の本を読むということも可能です。
つまり、律儀に最初から読むのではなく、重要なところから読んでいくことが重要であり、効率の良い読書につながるということです。
書き
書きについては、『The Pyramid Principle』を読むと良いです。
『考える技術・書く技術』というタイトルで、日本語訳も出ています。
先ほどの「読み」のパートとは違い、こちらは日本語訳でもよいと思います。
言っていることは何かと言うと、ピラミッド構造で話を整理するのが重要だということです。
詳しくは読んで頂ければと思いますが、
- 上下関係:上が結論、下が根拠
- 左右関係:項目に漏れが無いか、ダブりが無いか
という点に注意しつつ、話の内容をピラミッド状に整理していく方法が、本書で解説されています。
こちらの図が分かりやすいですね。(出所:2/2 ピラミッド原則!図にすると、上手く話せる [起業・会社設立のノウハウ] All About)
このピラミッド原則は、書くことだけでなく、考えること、話すことにも使えます。
アウトプットする際には、この構造で整理しておくのが、おすすめです。
算盤
算盤というのは、計算系科目全般で必要とされる数学的なセンスをイメージして書いています。
算盤は、参考文献はありません。
なぜなら、スポーツと同じように、練習あるのみで、体で覚えるものだからです。
自分は子供のころ、塾で筆算の問題を毎日何十問と解いていました。
それが体に染みついているせいか、今もTVの音量調整をしているときなど、数字が目に入ると、無意識にその数字を素因数分解して、素数かどうか考えたりしています。
何が言いたいかというと、計算系科目においては、そのぐらいまで数学的思考を体に慣らさせるのが大切だということです。
とにかく問題を解きまくってください。
答えがある程度想像がついても、手を動かして解くのが大事です。
まとめ
以上、読み、書き、算盤のコツでした。
勉強というのは、コツさえつかんで、できるようになれば、面白いものです。
読者のあなたが、学問という限界の無い世界を自由に楽しく羽ばたけるようになることを願っています。