はりねずみ教

難しいことを分かりやすく!

円安

◾️米国の懸念

①円買い介入のために米国債を売られると、米国国債の金利が上がる懸念(だからレポファシリティーを用いて円買い介入した)

②日本国債の金利が上がると、世界経済が不安定になり、他国も金利が上がる懸念がある

③円安は日本からの輸出品のドル建て価格競争力を高める

レミゼラブル

◾️法的正しさ、理想・希望、愛・善の物語

 

ジャンバルジャン

 犯罪者

 赦されたから善・愛のために生きた

 法的正しさと善・愛の矛盾

 矛盾してたがコゼットのために生きた

ジャベール

 法的正しさ一辺倒

 赦しを受けて善・愛との矛盾に気がつく

アンジョルラス

 理想主義者

 理想がうまくいくとは限らない(6月革命失敗)

    しかし理想は後世に受け継がれる

マリウス

 中間

エポニーヌ

 愛に行きたが報われない

フォンテーヌ

 社会の失敗の象徴

コゼット

 愛の対象・守るべきものの象徴

ロシアvsウクライナ

・ロシアは春の訪れとともに攻勢を強化
・最大の“武器”の一つが「木々の葉(植生)」
・ドローン戦争の時代において、視認性を下げる自然環境が戦況に影響

 

■ 季節要因(重要ポイント)

冬:防御側有利(見通し良い・移動困難)
春:攻撃側有利(隠蔽・機動性向上)

👉 この戦争は**「季節依存性が強い」**

 

ファッション関連(イタリア中心に。ミラノ系クラシックカジュアル?)

◾️◾️地域性◾️◾️

ビエラ → アルプス山麓 → ウール

 (ゼニア、ロロピアーナ、等)

ミラノ → 商業・金融都市 → 都会・実用性

 (Herno、Sealup、等)

フィレンツェ → 職人都市 → クラフト(手仕事)

 (Valstar、等)

カルピ → ニット (Zanone等)

コモ → ナイロン (リモンタ、等)

エミリア=ロマーニャ →  工業 

 (ヴェネト寄り incotex)

    (トリノ → fiat文化 → PTトリノ)

マルケ → 靴 (トッズ、サントーニ)

ナポリ → 暑い・貴族文化 → 軽さ

 (Kiton、Isaia、等)

尾州 → ウール

 

◾️◾️素材◾️◾️

 

【ウール・カシミア】

イタリア>ビエラ

 ゼニア

 ロロピアーナ

フィレンツェ

 ブルネロクチネリ (カシミア特化)

 

【スーツ生地】

ビエラ地方

 カノニコ✔︎ → Rustic Tropical

    (  SUBALPINO、Angelico  )

ナポリ

    デルフィノ

イタリア

 レダ (原料はNZL)

 Drapers

    ( E.THOMAS、Leomaster、DALSASSO)

パリ

 ドーメル/ DORMEUIL 「アマデウス」

イギリス

  WILLIAM HALSTEAD

  Marling & Evans

尾州

 

【シャツ生地/コットン】

イタリア アルビノ地方

 Albini⭐️

イタリア?

 Canclini

    S.I.C. Tess

イギリス ランカシャー

 Thomas Mason

 

【フランネル(ウール)】

イギリス

 Fox Brothers

 

【ニット】

イタリア > Carpi

    Zanone ✔︎  (ice、flex、CHIOTO)

    Gran Sasso

    Drumohr

イタリア?

 Cruciani⭐️

    Fedeli (カシミア)

    スティルバル/Morgano

    Panicale

イギリス

 John smedley⭐️

       超細番手メリノ(30ゲージ前後)

    → Scanlan

 

【ナイロン】

 リモンタ⭐️

         ポコノ(Pocono): プラダが伝統的に使用

  Aquafil社のECONYL

         プラダの「Re-Nylon(リナイロン)」

    日系(東レとか)

    Stone Islaand (加工系)

 

【リネン】

ナポリ

 100% Capri

アイルランド

 Baird McNutt

 

【機能性】

 Herno✔︎ → Laminar、Resort

 Stone Island

 

◾️◾️仕立て◾️◾️

 

【トラウザー/スラックス】

イタリア>ヴェネト州

 incotex✔︎

         普段用 → インコSlacks  100番

         仕事用 → インコ トロピカルウール 35

    PTトリノ⭐️

        仕事用定番:

   Evoフィット 

   トラベルシリーズ(機能性ウール)

  Active

 Rota

ミラノ

    Berwich

Mason’s

GTA

Giab’s Archivio

日本

 (五十嵐トラウザーズ)

不明

 Eminento

 

【アウター】

イタリア>ミラノ

 Sealup (コート・アウター専業仕立て屋)⭐️

        → 結果的にナイロン系強い

ヴェローナ

 Moorer (超高級機能?)⭐️

フィレンツェ

 Valstar (レザー・スエード寄り)⭐️

        → スエード、コットン、ナイロン

 Emmeti

    CINQUANTA

マルケ

 MONTECORE

ナポリ

  SANNINO

イタリア

 Aspesi   (ミリタリー×ミニマル)

イギリス系

 バブアー

 バラクータ

カナダ

 ARC’TERYX / Beta Jacket

 

【テーラードジャケット】

 Lardini⭐️ (バランス・完成度)

        → 2ボタン

   パッチポケット

   アンコンジャケット

   ネイビー

   48

           ウール or ウールコットン

           トロウールかリネンウール

    Boglioli@ミラノ

  「Kジャケット」⭐️ (軽さ・柔らかさ)

 Tagliatore⭐️ (色気・シルエット)

 

【レザーブルゾン】

 Valstar⭐️

    Emmeti

 

【スーツ?仕立て?】

イタリア>ナポリ

 Kiton

    Cesare Attolini

    Isaia

    ( Stile Latino、Maria Santangelo )

ローマ 

 Brioni

ミラノ

 Armani

サヴィルロウ

  Anderson & Sheppard

日本

  RING JACKET

 

【ワイシャツ】

イタリア

 ナポリ

  Finamore ③

       Barba ②

       Maria Santangelo ①

       Kiton

   Borriello

   Gran Shirts✔︎

    Orian

イギリス

   Trunbull & Asser

 

【カットソー】

イギリス

 SUNSPEL⭐️ 

  ①ヘビーウェイト×supima

       ②Riviera(ミッドウェイト)×supima

  ③Sea Island コットン

 john smedley (ニット寄り)

イタリア

 Zanone⭐️ (アイスコットン)

ロサンゼルス

 James perse (カジュアル寄り)

 

【キャップ】

 SUNSPEL

    Zanone

 

【その他帽子】

麦わら

 バケット

 パナマ

   (つばが長すぎず、リボンが太すぎず、

  編みが細かいもの)

イタリア アレッサンドリア

 Borsalino

ナポリ

 100% Capri

 

【バッグ】

フィレンツェ

 Felisi✔︎  (ナイロン(コモ)寄り)

    イルビゾンテ

イタリア

 Brics✔︎

サムソナイト✔︎

リモワ

 

【ダウン】

 Herno✔︎

    モンクレール

 タトラス

 カナダグース

 

【トレンチ】

 バーバリー

 アクアスキュータム✔︎

 マッキントッシュ

 

【手袋】

イギリス

 Dents

イタリア ナポリ

 Merola

    CARIDEI

ミラノ

 ALPO

 Trussardi

    Gala Gloves

フィレンツェ

 madova

 

【ネクタイ 】

ナポリ

 マリネッラ

 

【シューズ】

日本

 リーガル✔︎

イギリス

 Crockett & Jones   (日本人向けLast375)

        名作Chester

        定番Cavendish3

    John Lobb

    Edward Green
フランス

 Paraboot

    Berluti

イタリア

 Tod‘s

 Santoni

  ダブルモンク(ストラップ)

  スニーカー

   Memphis

   B35A 

   Bounce

アメリカ

 Allen Edmonds

    Alden

イタリア・アメリカ

 Common Projects

 

【ポロシャツ】

 LACOSTE / L1212

 

【その他】

フランス

 Lanvin

アメリカ

 BB (米系既製服全般: アメトラ)

 

◾️選び方

 

46か48か

①肩、②胸(閉めた状態)、③ウェストの順番

※ 大きければ詰められる

 

    

 

 

米・イスラエルによるイラン攻撃について(備忘)

◾️攻撃の目的・ゴールが不明瞭あるいは不一致

・体制転換(革命勢力排除/「民主化」) ⭐️ネタニヤフ?

・ミサイル発射能力/ドローン攻撃能力の破壊

・核開発阻止 ⭐️トランプ?

・単なる「強さ」のアピール?

などなど

(後継者がモジタバ(父より強硬派かも)になったせいで、むしろ目的から遠ざかってる?)

ヘグセスは「国家建設(nation-building)型戦争」を否定

・攻撃により、むしろイランは強硬派の勢いが増している(攻撃すればするほど、穏健化ではなく“強硬化”が進む。壊すほど、より過激で交渉不能な相手になる。外部攻撃は内部改革を潰す)

・イランは“国家”ではなく“ネットワーク”なので、爆撃では解決しない

 

◾️各国の思惑のズレ

🇺🇸 アメリカ

 早く終わらせたい(国内政治・経済)

🇮🇱 イスラエル

 体制を徹底的に弱体化したい

🇮🇷 イラン

 とにかく「生き残れば勝ち」

🇸🇦 サウジ

    続けたい

👉 ゴールがバラバラ

 

◾️社会への影響

・原油高騰

 ホルムズ海峡→バブエルマンデブ海峡

 ホルムズ海峡→マラッカ海峡

 ※ ホルムズ海峡は世界石油輸送の20%(2000万バレル/日)

       (日本(日量300-400万バレル)は80%がホルムズ海峡経由…)

・肥料の不足

 

◾️石油備蓄放出

世界全体では約18億バレルの備蓄

例 米国:約1.72億バレル
  日本:約8000万バレル

上記のうち4億バレルを放出

→ 足りないと理論上200ドル/バレルもあり得る

 

 

◾️どんな対応をしておくべきだったか

・原油依存の低減(EV、原発、再エネ)

 

◾️恐らくイランの体制転換は難しい

・国軍とは別に革命体制を守る革命防衛隊の存在

 (さまざまな利権との結びつき)

・イスラム教シーア派における殉教思想

 

◾️代理戦争

・ヒズボラ

・フーシ派

 

◾️boots on  the ground

・米兵ではなくクルド人部隊の可能性

・クルド人勢力にはトルコが警戒

 

◾️ドローン戦争

・イランはミサイルとドローンで反撃

・米国・湾岸諸国はパトリオットなどで迎撃

・「蚊をバズーカで撃ち落とす」ことに

 ドローン(シャヘド) 3.5万ドル

 パトリオットミサイル 200-400万ドル

 ドローン(メロプス) 1万ドル

 

◾️米国内での戦争支持率が低い

f:id:Ochibichan:20260312010130j:image

アメリカでは戦争の勝敗より

ガソリン価格が選挙を決めることがある

(画像はNYTから)

 

◾️民間への波及

某戦争では民兵をとっかかりに一般市民にまで銃口が向けられたが、今回はAIやデータセンターが武器化され、標的になりそう

 

◾️要衝

イラン

・Qeshm island:  Iran’s underground missile cities

・South Pars gasfield: イラン国内のエネルギーの80%を支える

・カーグ島: イラン原油輸出の9割を占める

・ララク島とゲシュム島: 関所
カタール

・Ras Laffan: 世界のLNGの約20%を供給

 

◾️すぐには戻らない

仮に明日停戦しても:

 海峡再開 → 数週間〜数ヶ月
 インフラ復旧 → 数年

なぜならば…

・港・物流が渋滞 (2,000隻足止め+400隻待機中)

・そもそもインフラが壊れてる(受け取れない)

・製造ライン再起動に時間がかかる

・心理的安全性の問題

・保険の問題

長期的にはホルムズ海峡依存を減らす方向へ

 

◾️交渉の落とし所

① ホルムズ海峡:完全開放ではなく“条件付き開放”

② 核問題:完全放棄ではなく“凍結+監視”

③ 制裁:全面解除ではなく“部分解除”

④ 戦争停止:即時停戦ではなく“段階停止”

⑤ 代理勢力(ヒズボラなど):触れない

⑥ “勝利演出”の設計(最重要)

 🇺🇸 トランプ

  👉「核を止めた・海峡を守った」

 🇮🇷 イラン

  👉「制裁を崩した・体制を守った」

 🇮🇱 イスラエル

  👉「軍事力を削った」

 

トランプは今、「勝ちに行くと泥沼、引くと負けに見える」状況

「どこまでやれば“勝ち”で止められるのか」を考えないといけない

 

◾️孫子

・孫子曰わく、 昔の善く戦う者は先ず勝つべからざるを為して、以て敵の勝つべきを待つ。 勝つべからざるは己れに在るも、勝つべきは敵に在り。

・百戦百勝は善の善なる者に非ず、戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり

・彼を知り己を知れば百戦危うからず
・兵は拙速を聞くも、未だ巧久を見ざるなり

・兵は水の形に象る

 

◾️EU:エネルギー対策で財政悪化の懸念

・価格高騰 → 補助金で支える
・しかし支出が膨らみすぎる

👉 「国民保護」と「財政健全性」のトレードオフ

 

◾️今回の原油ショックは異質

・これまで:金融政策で調整できた

・今回:手段がほぼない

👉 中央銀行・政府の“打ち手切れ”状態

 

 

 

 

 

中東の3極(ハマスとイスラエルの衝突を例に)

ハマスイスラエルにミサイルを撃ち込んでから数週間

 

前に外交官の岡本行夫が言ってた話を思い出したので書こうと思う

 

論旨は、

・中東は3極で考えると理解しやすい

・3極とは、①ユダヤイスラエル、②イスラム(アラブ系)、③イスラム(ペルシャ系)のこと。代表的な国は②がサウジアラビアやエジプト。③はイラン(というか③はイランだけ)

・特に②と③が混ざりやすいので要注意

というもの

 

事の経緯

 

数週間前にハマスイスラエルにミサイルを撃ち込んでから、圧倒的に軍事力で勝るイスラエルの反撃が続いている

 

ハマスによる攻撃の数日前には米国のサリバン大統領補佐官が「中東はここ20年余りで最も静かだ」と調子に乗っていましたが、この発言はいかに米国やイスラエルが、ハマスによる攻撃の兆候を掴めていなかったかを理解する材料に、今ではなっている

 

そもそもなぜ今攻撃したのか

 

なぜ「静か」だった中東で、突如として戦争が始まってしまったのか

 

いやむしろ、「静か」だったからこそ、ハマスは攻撃を仕掛けたと言った方が良い

 

どういうことか

 

中東が「静か」だったのは、かつて仲が悪かった①イスラエルと②イスラム世界の間で、経済協力を念頭に国交正常化が進んでいたから

 

イスラエルはそうすることでイスラム世界に近づき、結果的には聖地エルサレムの奪い合いの問題をソフトランディングしようとしていたはず

 

それは②アラブ系イスラム諸国も同じだったはず

 

でも、ずっと後ろ盾として、一緒に①イスラエルと戦ってくれていた②イスラム系が、自分たちを差し置いて①と仲良くし始めたのだから、ハマスからしたら面白いはずがない

 

だから、ハマスのミサイル攻撃は、「お前ら俺たちパレスチナを置いてきぼりにして、何勝手に仲良くし始めてんねん」という怒りの噴出だったと捉えるのが正しいだろう

 

イスラム系の2極

 

さて、ではこの問題のケースで、②アラブ系イスラム諸国家と③ペルシャイスラム諸国家の動きにはどのような違いがあったのか

 

まず②アラブ系イスラム諸国家は、まさに①イスラエルと国交正常化を進めようとしていた人たち。でも戦争が始まったらイスラエルを非難し、ハマスの指示を表明した人たち

そしてもう一つ付け加えると、ハマス等の過激派を支援は(恐らく)していない人たち

 

一方で③ペルシャイスラムは、そもそも①イスラエルと仲良くしようとしていないし、裏でハマス等の過激派を支援している人たち。そして、今回の戦争への参加が(可能性ありなので)恐れられている人たち。(だから米国は地中海に空母を派遣している!)

 

日本人からすると、アラブ系もペルシャ系も、どちらもイスラムなので違いが分かりにくいですが、言語も違えば(アラビア語ペルシャ語。似てますが違う言語)、歩んできた文化も違う(アラブはオスマンペルシャはその名の通りかつてのペルシャ帝国等)

 

ペルシャといえば紀元前にマケドニア人のアレクサンドロスペルシャのダレイオスが戦っていたので、随分と古い敵(だから西洋はイランを毛嫌いしているのかも)

 

今回の戦争も、この3極に分かれている事を理解した上で見ると、今後の動きも予想しやすいでしょう

 

 

 

 

 

 

 

感染症とアレルギー疾患について

私の家族(妻と子供と自分の3人)はこの年末年始、というか子供が生まれてから何度も体調を崩しているので、ここらで体調不良と言っても色々あることを整理したいと思います。薬の飲み方とか間違えると大変なので。

 

病気系の体調不良の種類

まず、いわゆる病気扱いされる「体調不良」の分類です。ちょっとお腹が痛い、睡眠不足等の軽いものや、がんなどの重いものは除きます。

ざっくり分けると①感染症と②アレルギー性疾患の2種類です。

 

感染症

①ー1:細菌感染

概要:細菌の感染による風邪。一般的には、咳が出るだけ、鼻水・鼻づまりだけ等、特定の症状だけが出ることが多い

効く薬:抗生剤が効く

そもそも細菌とは…ものすごく小さい生き物だと思えばOK。自分自身の設計図(DNAやRNA)を持っていて、かつタンパク質を作る工場も自分の体の中に持っているので、自分で自分を作れる=増殖できる

①ー2:ウィルス感染

概要:ウィルスの感染による風邪。コロナウィルスとか。咳や鼻水、くしゃみ、関節痛、発熱など、様々な症状がいっぺんに出るケースが多い。ほとんどの風邪はこちらのウィルス感染によるもの

効く薬:無し。抗生剤は効かない。なぜならウィルスは生きものではないから。カロナール等の風邪薬は発熱やだるさなど表面上の症状を抑えてくれるだけで、別にウィルスをやっつけてくれるわけではない。ではなぜ治るかというと、免疫で治っているだけ。(インフルエンザなどよく流行るウィルスには効く薬もありますが、タミフル等の例外を除いて一般の病院ではほとんど使われていない&処方されない)

そもそもウィルスとは…DNAやRNAなどいわゆる生きものの設計図の欠片。だたの欠片がふわふわ浮いているだけ。タンパク質を作る工場などもちろん持っていない。ではどうやって自分自身の複製を増やしていくかと言うと、人間などに感染して、人間の中にある工場を使って、自分の複製を増やす(この状態を感染と言う!)

②アレルギー性疾患

概要:本来は、外部から入ってきた細菌やウィルスだけを攻撃すべき免疫が、間違って自分自身を攻撃してしまうことで生じる体調不良のこと。アレルギー性鼻炎、喘息、IgA腎症、コロナの肺炎でしばしば起きるサイトカインストームなど

効く薬:私の奥さんが大好きなステロイドステロイドには免疫を抑制する働きがある。なので、あまり使いすぎると、免疫が弱くなるという副作用がある。IgA腎症の治療でステロイドパルス(ステロイドの点滴&投薬)をやると、副作用として肺炎のリスクが上がるのはそのため。あたりまえだけど感染症にかかっているときに使うと危険。感染症と戦ってくれるはずの免疫を抑えてしまうから

そもそも免疫とは…自分の体と、細菌やウィルスと等の部外者とを判別して、部外者だけを攻撃し、排除するはずの仕組み。ただときどき判断をミスって自分の体も攻撃してしまう

 

結論

要は基本的には

細菌性感染症…抗生剤を使いましょう(ただし使いすぎには注意)

ウィルス性感染症…風邪薬等で症状を抑えつつ、免疫で頑張りましょう(抗生剤は効きません)

アレルギー性疾患…必要に応じてステロイドなどを使いましょう(ステロイド感染症に使わないように!)

という事です

ちょっと寄り道①-RNAワクチンについて

本筋とは関係ないですが、「そもそも細菌とは」「そもそもウィルスとは」のところに書いた、細菌はタンパク質を作る工場を持っているが、ウィルスは持っていないという話は、コロナ対策として出てきたRNAワクチンとも関係があります。

いままでワクチンというのは、わざわざインフルエンザならインフルエンザウィルスをダチョウの卵か何かに感染させて、ウィルスを増殖させ、その増殖したウィルスのタンパク質部分だけを集めて人に接種するというようなことをしていました。

つまり、タンパク質をわざわざ人の手で作っていた訳です。

一方でウィルスが増殖するのに、人の体の中にあるタンパク質を作る工場を使うことから分かるように、人体は設計図さえあればタンパク質をたくさん生産する能力は備わっています。

だから、ワクチンの設計図であるRNAだけ注射して、あとは体内でワクチンのタンパク質を作ってしまおう、というのがRNAワクチンの発想。

つまり、もともと外の世界にあったタンパク質の工場を、人体内に移してしまおうという発想なのです。

RNAを人体に注射しても、なかなかその工場まで辿り着くのが大変で、どうすれば辿り着くのかずっと研究していたわけですが、やっとポリエチレングリコールという物質を膜として使えば、工場まで設計図を送り届けることができそうなことが分かって、RNAワクチンが実用化されたわけです。(ポリエチレングリコールは女性用化粧品等に入っている物質で、女性の中には日ごろから接触している人もいるので、どちらかというと女性側にアレルギー反応が出ることが多いのです)

いままでいちいちタンパク質の生産をしていたのが、設計図だけ作って注射してしまえばいいので、すぐにワクチンを開発し、生産・出荷できるわけですね。

ちょっと寄り道②-薬剤耐性菌

細菌対策で使う抗生剤は、そのままお尻から流れ出て、下水を流れます。結果として、抗生剤の効かない細菌が生き残る=ダーウィンの進化論風に言うと細菌が抗生剤に耐性を持つように進化する、という問題があり、厚労省もむやみに抗生剤出さないように勧告してるはずです。

風邪のほとんどはウィルス性ですが、万が一のためや患者さんの安心のためにも、抗生剤を出すケースは多いと思います。

しかし実際はウィルス性の風邪には効かず、ただ自然界の細菌が薬剤耐性菌に進化するのを助けてしまっているだけなこともあるということです。